おまとめローンと債務整理、デメリットが大きいのはどっち?

借金が大きくなったら考えるおまとめローンと債務整理

おまとめローンと債務整理、デメリットが大きいのはどっち?

多重債務者が行き詰るのは、それ以上の借り入れができなくなるためです。貸し付け額が上限に達してしまえば、貸金業者からの融資は受けられません。滞納が増えだすと自転車操業のペダルがとまって倒れてしまう。それが借金のコワさでもあります。
このままでは倒れてしまいかねない状況の人に人気があるのが「おまとめローン」です。従来であれば債務整理で苦しさから逃れることを考えた人でも、おまとめローンによって特別な手続きをせずに暮らし続けることが可能になりました。

 

債務整理の場合は、利息制限法にもとづく利子計算のやり直し(引き直しと言います)で元本を圧縮する手法から、自己破産を申し立てて全額の免責を目指すものまで自分にあった方法があります。

 

おまとめローンは、数社にまたがる借金を一本化して返済の管理をしやすくする点に特徴があります。仮に、3社からキャッシングをしていた場合、月々の支払日が違えば毎月3回も返済を気にかけなければなりません。借り換えすれば毎月1回の返済となるためその心理的負担は軽くなります。
また、おまとめローンでは利率面で有利になる場合もあり、返済額が少なくなる利点も考えられます。利用するには、これまでと同じように借り入れの申し込みをするだけなので、手続き的なハードルは高くありません。

 

このように良い点だけをみれば、おまとめローンでも債務整理でも好きな方を選べば良さそうなものです。どちらも、多重債務者にとって苦しさを軽減する効果をもたらしてくれることは間違いないですから。
しかし、世の中は都合の良いことばかりではありません。それぞれにメリットだけでなくデメリットがあることも事実です。よりデメリットが大きいのはどちらなのでしょうか?

 

残債務が減らないだけではないおまとめローン

おまとめローンと債務整理、デメリットが大きいのはどっち?

借りたものは返すのが当然だと言う前提で考えれば、多少のデメリットは仕方がないのかも知れません。しかし、使い方を誤るととんでもないことになるとすればどうでしょうか?
おまとめローンの仕組みを良く見てみると、借り換えというよりは新規の借入になっています。
どういうことかと言えば、既存の消費者金融でのキャッシングや銀行のカードローンの残額に相当する融資を受けます。そのお金で各社に支払いをして、結果的におまとめローンで借りた分だけの返済を始めるのです。つまり、借金の総額を一度2倍にするのです。もし、この返済資金を流用してしまったらどうなるでしょう。

 

そんな極端な話はなかったとしても、そもそもおまとめローンは月々の支払先がひとつになるだけなのです。破綻寸前の状態からであれば、完済するまでにどれだけの期間が必要でしょうか。その間、当然ですが利息がかかってきます。 この利息が厄介で、審査にとおる範囲ではあっても、信用状態が悪ければ悪いほど利率も高い方が適用されるでしょう。

 

一方、債務整理を選択した場合は、その事実が個人信用情報登録機関に登録されます。これによって、残額に関係なく新規の借入や住宅ローンの申し込みを断られる可能性が極めて大きくなります。と言うより、ほぼ無理です。
しかし、任意整理でも将来利息は0が基本ですから返済はかなり楽です。自己破産で免責をとれれば、返すこと自体が不要となります。そのメリットを消すほどのデメリットではありません。
そもそも、新しくやり直すための債務整理ですから、借入できないことがデメリットにはなりません。その制限さえも、一定期間が経過すればなくなります。

 

ただ、破産の場合には警備員や弁護士など一部の職業に従事する資格がなくなります。従って、該当する職業の人がその仕事を続けたいのであれば破産の選択肢はなくなります。しかし、多くの人には関係ないことですし、免責を得て復権するまでの一時的な制限ですから、復職の可能性があるなら影響も小さいと言えます。

 

おまとめローンと債務整理のデメリットをどう考えるかは、あなたの価値観にも左右されます。まずは、条件面をしっかりと確認するところから始めましょう。